
2010年09月05日
トヨタ自動車の...
トヨタ自動車のメジャーな言葉として「80点主義」と言う思想があるそうです。100点じゃないところが不思議ですが80点の出来栄えで良いやと言う考えからきているものでは無いと言う事は覚えておきましょう。この思想を検討しだしたのは初代カローラを開発した長谷川氏だそうで、もともとはパブリカと言う車が販売不振に陥った所から考え出された思想になります。
思想の元となったパブリカと言う車は、トヨタ自動車が大衆向けに大量生産出来るように作られた車だそうです。開発そのものには6年もの歳月を費やした様ですが実用性を追求しすぎて売れなかった様なんです。実用性だけとしていたので、ヒーターやラジオも付いていないただの動くだけの車と言う感じだったそうで、売れないのもわかる様な気がします。そこでヒーターやラジオを付けて再発売した所、販売不振は無理なく解消され業績は上がったそうです。この事を受けてカローラを造る場合には実用性のみならず、必要なものはすべて付けてあげようと言う思想に変わったそうで、この時100点にすることになってしまう何かに特化して作ってしまうので、特化したところが無いけど必要なものはすべて付いてるよと言う正に80点主義を実現させたのです。
私たちが知っている所では、カーナビが有りますよね。カーナビも今ではどの車にも付いていますが、トヨタ自動車が即刻カーナビを導入するラインアップ車種を広げたので、コンパクトカーがまるで高級車並のフル装備となります。今はもっと装備も充実していますので80点主義どころでは無いかもしれませんが、基本は80点主義と言う思想で開発されているようです。
Posted by ムエタイ at
20:53
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